2018年06月25日
[『SEVERAL HATS MAGAZINE』]

在留資格「宗教」

私たち、申請取次行政書士が扱う機会が多い在留資格は、「技術・人文知識・国際業務」「経営・管理」そして身分系という順でしょうか。

弊所では「技・人・国」に次ぐぐらいの割合で多いのが、在留資格「宗教」です。

これは、宗教法人設立を扱っている弊所ならではかもしれません。

外国の宗教団体により派遣された宗教家の行う布教などの宗教活動が該当します。
例としては、外国から派遣された宣教師などです。

主に必要となる書類は、

  • 外国の宗教団体からの派遣状など
  • その派遣する機関の概要を証明する文書
  • 受入をする機関の概要を証明する文書
  • 本人の宗教家としての地位および職歴を証明する文書

ポイントとなるのは、宗教活動の証明をしっかりすることです。

とかく内部にいると気づきづらくなりますが、外部のものにはその宗教活動は説明しないとわかりません。

宗教活動、宗教団体、宗教家としての地位そして職歴といったものをしっかりと説明することが必要です。

 

また、一般的な営利目的とした企業と異なり、その宗教機関全体としてのインカムそして本人のインカムも、それぞれの宗教に依ってさまざまですし、外部からはわかりづらいものとなっています。

その説明を丁寧にする必要があります。