2018年09月14日
[『SEVERAL HATS MAGAZINE』]

【外国人ビザ】最近の動きについて

 

元々、法改正や運用変更が頻繁なビザ関係ですが、

ここ最近はそれがより一層加速されています。

 

それだけ国内の人手不足が深刻なのでしょう。

 

何ごとも世の中の必要に応じて

スピーディに変化していくことは望ましいことです。

 

ただ、ここ最近の日本政府の動きを見ていると、

私の中ではどこか虚無感に似たものを

感じることがあります。

あくまでも私個人の意見です。

 

外国人のビザの背景には、

国際社会に対する日本国の姿勢があります。

 

その日本国としての信念、ポリシーに従って、

その許可不許可の判断がされます。

 

しかし、ここ最近の変動には

そのポリシー、信念が見えません。

 

とにかく現状を打破するために。

現状を補うために。

そこには一貫したポリシーが、

一貫した方向性が、

ここ最近の動向にはどうも見ることができません。

 

もちろん、

深刻な人手不足が解消されたら嬉しいです。

日本での就労を望む外国人の願いが叶ったら

それは本当に嬉しいです。

私も日ごろの業務で一番の喜びを感じるのは、

願いが叶った外国人の笑顔に触れるときです。

 

けれども、その背景には、

その日本国としてのポリシーを守る

一手としての誇りもありました。

 

ここ最近の動向における日本国の信念は?

どこかに釈然としない思いも抱く日々です。

 

木村行政書士事務所