2018年06月08日
[『SEVERAL HATS MAGAZINE』]

なぜ宗教法人を設立するのか 設立のメリットデメリット

前回、信教の自由は憲法のもとで保障されているとお話しました。
宗教団体として活動することも自由です。

ではなぜ宗教団体ではなく「宗教法人」を設立するのか。
宗教法人を設立するメリットは?デメリットは?

実はこれ、他の法人設立とあまり変わりません。

◎まずは主な設立のメリット

・法人名義での契約行為
・信用度の向上
・永続性の向上

◎そして主な設立のデメリット

・年度ごとの事業報告をしなければいけない。

あら、一般的な法人設立と同じでは?と思ったかたも多いはず。
そうなのです。
まずは一般的な法人設立のメリットデメリットと同内容が最初に挙げられます。

一方、宗教法人特有のメリットはこちらでしょうか。

・税務上の優遇
「宗教活動収入」「公益事業収入」は法人税、法人事業税等が非課税
宗教活動に用いる不動産は、不動産取得税、固定資産税等が非課税
・法律上の優遇
礼拝の用に供する土地建物は差押えが禁止

このあたりが特有のメリットになるかもしれません。

対してのデメリットはズバリこちら。

・設立が困難

そうなのです、宗教法人設立はとてもとてもとても大変なのです。

その大変さは次回に。