[『行政書士のおシゴトに首ったけ。』]
★日本語は難しいのか?★
おはようございます
いつもお読みいただき、ありがとうございます
私の主な取扱い業務は、外国人のビザ手続き、相続遺言、建設業許認可です。
その中でも、外国人のビザ手続きはメインに考えています。
私のクライアントさんは皆さま日本語が堪能です。
確かに流暢とは言えないけど、意思疎通はほぼ問題ありません。
ただ、読み書きの方はやはり難しいようです。
特に役所からの書類が難しく、そして困るようです。
(正直、日本人でも役所に関する書類って読みづらいですよね)
この様に外国の方と多く接する⇒彼らから見た日本語ってどんなものだろう。
日本語って何だろう⇒知りたい。と、なりました。
そこで、埼玉県国際交流協会が主催している日本語セミナーに今年1月行ってきました。
このセミナーで、日本語を母語としない方たちに日本語を話す時、教える時の注意点を教わりました。
その時もらったパンフレットにあった、外国人の離婚・親権・教育問題に関するセミナーに
先週行ってきました。今週もあります。
先週のセミナーも目からウロコでしたが、
まずは1月の日本語セミナーも面白かったのでご紹介します。
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さて突然ですが、日本語は難しい言語だと思いますか?
まず語順。
私たちは英語と比較し、日本語は語順が逆だから特異と思いがちです。
でも実は英語のSVO語順の方が世界の言語では35%だそうです。
日本語のSOV語順の方が割合で見ると、44%で上回っているようです。
世界から見ると、日本語の語順はけっして特異ではないそうです。
次に、日本語に似ている言語。
韓国語や中国語と日本語は似ているとよく言われます。
でも言語学から見ると、日本語と韓国語は関係性が証明されていないそうです。
文法の共通点はあるけど、語彙や発音はかなり違うから「似ている」とは言えないそうです。
結局、日本語は共通する言語がない、系統不明と言われているそうです。意外ですね~。
敬語。
これも日本語を難しくしていると言われています。
でもこれはご存知の方が多いと思いますが、どの言語にも敬語にあたる表現はあります。
ただ、相対敬語(身内の行為には敬語をつけない)は珍しいようです。
結果、世界の言語と比べると日本語は難しい言語とは言えないそうです
ただ、日本語は一つの国でしか使われていない点や、やはり文字が3種類もある点が難しいようです。
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行政書士のおシゴトからは大きく離れたセミナーでしたが、とっても面白かったです。
学ぶって面白い
そして、ここで学んだことをクライアントさんとお話をすると、
「そうそう、日本語のそこが難しいよ~」と盛り上がるから、結局役に立っています。
ちなみに、このセミナーでお隣になった方から
「ビザで困っている友人がいる」とご紹介もいただきました。
なんでも気になったことに踏み出すと、何かが動き始める。これが面白いと思ったりしました
行政書士 木村亜矢