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【宗教法人設立】宗教法人を設立する目的は?
ここ昨今、宗教法人に関するニュースを多く目にします。
私は宗教法人設立を大切な業務の一つとしています。
多くの宗教法人(団体)の皆様と日々接しています。
その為、私もこの昨今の状況を注視しています。
この宗教法人に関するニュースで、
よく出てくるワードが「非課税」です。
たしかに宗教法人は様々な場面で非課税となっています。
それは他の法人との大きな差異だと思います。
しかしながら、私個人的に思うことがあります。
私は宗教法人設立だけではなく、
例えば株式会社設立の場合も、
その他の業務でも、
その目的をお聞きします。
宗教法人設立をお考えの団体にその目的をお聞きすると、
必ず皆様が口を揃えて一番に出す言葉があります。
それは「信頼」です。
皆様、まずは自身の信者様から、
そして第三者の方たちから、
信頼を得るために宗教法人にしたいとおっしゃいます。
数多ある宗教団体の中で、
私たちは宗教人法に則り、
適法に活動していると明かしたいとおっしゃいます。
次に挙げられるのが、財産です。
それは自分の財産を守りたいという利己的なものではなく、
信者様からお預かりした様々な財産を
自分のものではなく皆の信仰の為に継いでいきたい
その願いを口にされます。
「非課税」というワードは出てきません。
宗教法人(団体)の数は膨大です。
中には様々な法人(団体)があります。
その法人(団体)によって被害に合われた方々を
国はしっかりと守る義務があると思います。
実際、宗教法人(団体)からの脱会手続きを
私もお手伝いしたことがあります。
ただ一方、大多数の宗教法人(団体)は
日々真摯に宗教活動に向かい合っています。
人生に迷われている方を救いたい
その熱い思いで宗教活動をなさっています。
その事実も伝わってほしい
私はそう願っています。
行政書士 木村 亜矢