【外国人ビザ】令和2年の「在留資格取消件数」について
先月、令和2年の「在留資格取消件数」について、
資料が公開されました。
出入国在留管理庁 令和2年の「在留資格取消件数」
http://www.moj.go.jp/isa/publications/press/nyuukokukanri10_00002.html
この資料によりますと、
令和2年の在留資格取消件数は1,210件、
これは令和元年(平成31年)の993件と比べると
21.9%の増加とのことです。
昨年一年間は出入国が制限されており、
入国する外国人が少なかったことを踏まえると
大変な増加と言えると思います。
取消となった事由を確認しますと、やはり
・事実と異なった申請をした
・在留資格に応じた活動をしていない
このあたりが主になっている印象です。
基本中の基本ですが、
やはり申請はどんな不利なことでも
事実に基づいたものにする
これに尽きると改めて思います。
時折、
「先生、これは良くないことだから申請に書かなくていい?」
「先生、これを書くと許可おりないから違うことを書いていい?」
と言われますが、もちろん絶対にダメです。
いつかは辻褄が合わなくなりますし、
いつか大きな代償を払うことになります。
それとともに、
必要な手続き(申請、届出)を必要なタイミングでする
これも大切だとこの資料から改めて思いました。
しかし、日本のシステムに不慣れな外国人にとっては、
しっかり把握することはなかなか困難なことがあります。
だからこそ、雇用者をはじめとする、
周りの日本人たちが気を配る必要があると思います。
そして何より、そこに携わるものとして、
的確に申請や届け出のアナウンスができるよう
私自身が精進していきたい、と
この資料に接して改めて気を引き締めました。
行政書士 木村 亜矢
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