[『ハムとダチョウと行政書士。』]
本人通知制度
6月1日から始まった、住民票の写し等の交付に係る「本人通知制度」をご存知ですか。
これは、事前に登録することにより、住民票の写しや戸籍謄抄本等を
本人の代理人及び第三者に交付した事実を通知する制度です。
先日の交付式で、行政書士として個人情報の扱いに細心の注意が必要なことはもちろんですが、
行政書士として、自分自身の個人情報を守る為に利用することを推薦していました。
まっ、要は無料なので、ものは試しでやってみました。
住民登録している市役所、市民課窓口へ。
用件を伝えると、あからさまに皆様あたふた。
本当に来たよ~
本当に来るのか~
という空気がぷんぷん。
わざわざ担当者の方が来てくれて、わざわざ説明をしてくれました。
その方いわく、「説明が必要。なぜならこれでは必要ないと思う方もいるので。」とのこと。
ちらほら見える消極的な姿勢。
それって自分たちがつくった制度が甘いものと言ってる事と同じではないのかしら。
それでもいいから、と説明してもらいました。
-まず、私は本籍が東京。その為、本籍については本籍地で別に申請しなくてはならない。
これは私自身の都合なので、元より納得していました。
-住民票のうち「本籍及び筆頭者の記載」がないものは対象外。
-たとえ通知があっても、「1通交付」という情報のみの通知。詳細は開示請求を改めてしないとならない。
面倒ですね。開示請求となると構えてしまうのが一般的ではないかしら。
-期間は3年間。自分で再登録しなくてはならない。
確実に忘れそうですね。
-同一市区町村内の住所を変更などでも再度変更の届出をする。届出がないと登録廃止にする場合がある。
面倒ですね。
などなど。
「それに、対象は奥様だけなので、ご主人は対象にならないんです。(←だから?)
どうしますか?登録しますか?」との事。
どうしても消極的な姿勢が見えてしまうのは、私だけでしょうか。
とにもかくにも、登録してみました。
個人情報は自分でしっかり守るもの。いい制度だと思います。
ただ、もう少し使い勝手のいいものになってくれるといいなあ。
ayaaya-san